博物館学芸員とは

   博物館学芸員とは



 近年、生涯教育・学習の重要性がさけばれ、その生涯教育・学習の一環として沖縄県内をはじめ全国的に様々な博物館が数多く設立されています。それだけ博物館の生涯教育・学習に占める意義が社会的に評価されてきているのです。わが国の博物館の場合には、歴史・民族・民俗・美術などを中心とする文系博物館と、自然史(自然誌)・科学・動植物などを扱う自然系博物館に分かれます。博物館活動を司る「学芸員」とは、「モノ」を中心に学芸員自身の専門分野を基礎として資料の保管、収集、展示、調査研究、教育普及などを行う専門的な職業です。
 

 世界的な博物館についてみると、イギリスの大英博物館、フランスのルーブル美術館、ロシア・サンクトペテルスブルグのエルミタージュ美術館、イタリア・ピサのウフィッツィ美術館やアメリカのスミソニアン博物館など欧米に広く分布しています。とりわけ欧米の博物館に従事する人はCurator(キュレーター)とよばれ、博物館を中心とする生涯教育のコーディネータとして重要な存在であり、同時に自分の学術研究分野の研究職として多くの尊敬を集めるステータスの高い職業といわれています。
 
 わが国の場合、全国的にみると学芸員資格を目指す学生は年々増加してきています。2014年現在、学芸員資格を取得できる大学は全国で300余校を数えます。沖縄国際大学は県内の大学のうち、博物館学芸員課程を設置した最初の大学です。本学では地域社会の要望に基づき同課程の設置を計画し、1992年に文化省から認可をうけました。本学では全学部でこの資格取得が可能です。2014年度現在、およそ618名の博物館学芸員資格修了者を社会に送り出しています。また博物館学芸員資格を生かして沖縄県および県内市町村の教育委員会や郷土博物館に就職する者も徐々に増えてきています。学芸員とは、みずからの専門分野の研究成果を地域社会に還元できる仕事です。いろいろな人々との出会い、ふれあいをとおして地域の文化の保存、育成、発展に貢献することができるのです。
 2006年6月に開館したケ・ブランリー・・ミュージアム(パリ)の一部(手前)とエッフェル塔
写真はケ・ブランリー・ミュージアム(パリ)の一部(手前)エッフェル塔
 

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